約1年間の育休から復帰して「また仕事も育児も頑張ろう!」と意気込んでいた私。
でも、実際に働き始めてみると想像以上に大変で、正直しんどいと感じる場面が多くありました。
育児と仕事の両立、子どもとの時間の少なさ、会社の変化への戸惑い…。
今回は、私が育休復帰後に感じたことを、正直に書きます。
育休復帰後に直面した「現実」
育児と仕事の両立の大変さ
朝は慌ただしく保育園に送り、そのまま出勤。仕事を終えたら急いでお迎えに行き、帰宅後はごはん・お風呂・寝かしつけ…。一日が一瞬で過ぎていきます。
「座ってゆっくりコーヒーを飲む時間なんてない」というほど常に全力。
鉛のように重い体に鞭を打ちながら、家事をしていきますが、完璧に仕上げることが出来ずに終わる毎日。
洗濯物の山が出来ていたり、シンクに前日の皿が残っていて絶望する朝も多々ありました。体力的にも精神的にも余裕がなく、ギリギリで回している毎日でした。
子どもと過ごせる時間の少なさ
一番つらいのは、子どもと一緒に過ごせる時間がとても短いことです。保育園から帰宅して寝かしつけるまで、わずか2〜3時間しかありません。
その間も「早くお風呂に入れなきゃ」「明日の準備もしなきゃ」と慌ただしく、ゆっくり抱きしめて過ごす余裕もない日があります。「こんなに少ないなんて思ってなかった」と娘の寝顔を見て涙ぐむ夜も多かったです。
職場で感じた変化と戸惑い
育休中に進んでいた会社の変化
1年ぶりに復帰すると、会社全体が大きく変わっていました。
新しい会社のやり方に慣れなきゃと思う反面、自分には理解できない会社の方針についていけない自分がいました。自分が好きだった職場がなくなってしまったようで、悲しくなりました。「1年育休で休んだ代償なのだ」と自分に言い聞かせ、淡々と仕事をこなしていきました。
部署の移動や人間関係の悩み
さらに部署の異動もあり、人間関係を一から築き直す必要がありました。以前のような安心感はなく、居心地の悪さを感じることもしばしば。
自分の後輩だった男性社員が、その部署を仕切っていて、立場が逆転してしまい、その社員とも関係がギクシャクしてしまいました。
「仕事を頑張ろう」という気持ちが、少しずつしぼんでいくのを実感しました。
自分の気持ちの変化
育休前にあった「やる気」がなくなった
育休前は「もっとスキルをつけたい」「キャリアを伸ばしたい」と思っていて、国家資格にチャレンジしたり、精力的に仕事に取り組んでいました。けれど今はその気持ちより、子どもと過ごす時間を優先したいと思うようになりました。
子どもを産んだことで働き方への考え方が変わった
子育てをする中で「仕事は生活のためであって、人生のすべてではない」と感じるようになりました。
育休前は、「仕事は人生すべて!」と思うくらいに仕事人間でした。絶対にミスをしないようにしなきゃ。同僚や上司の期待に応えなきゃ。誰に対しても好かれる良い人間でいなきゃ。常に完璧を意識して仕事に励んでいました。
でも今は違います。以前のような考え方は異常だと気づくことができ、自分優先・家庭優先で考えることが出来るようになりました。
これからの人生に対する葛藤
もう一人子どもが欲しいけど、このままの働き方では難しい
娘が生まれたころは全然余裕がなくて、子供は一人だけで良いと思っていましたが、娘が大きくなるにつれて「もう一人ほしい」という気持ちが芽生えました。
娘がお姉ちゃんになる姿を見てみたいなと思うように。
でも今の働き方のままでは、とても余裕がなく二人目を育てることは難しいと感じています。
出産のタイムリミットと将来への不安
出産にはタイムリミットがあるので「もう少ししたら次の子を…」と先延ばしにはできません。
私は30代半ばなので、もうすぐ高齢出産になります。また、一人目を授かる前に不妊治療クリニックに通っていた時期があり、検査で卵子の数が年齢の割に少ないと言われたことがありました。出産のタイムリミットが自分が思っている以上に少ないと思い知らされました。
仕事を続けるか、子どもを優先するか。どう選ぶべきか葛藤を抱えています。
最後に
育休復帰をしてみると、思っていた以上に大変なことが次々に押し寄せてきます。
同じように悩んでいるママも、きっとたくさんいるはずです。
私は、自分の気持ちに正直に生きる決断をしました。退職をして、フリーランスとして在宅で働き、妊活をします。たった一度の人生、自分の気持ちに素直に生きていきたいです。退職を決意し、退職が決まった時、心の重荷が一気に軽くなりました。
これから、育休復帰して苦しんでいるママの背中を押せる記事を書いていけたらなと思っています。
これからどんな働き方を選び、どんな暮らしをしたいのか。
じっくり自分の気持ちと向き合い、最善の選択をしていきましょう。